理系の転職は難しい?理系が成功するコツ

眼鏡

待遇が大きく変わる

かつては終身雇用制などが充実していたことから、「転職」というのはそれほど重要な要素ではありませんでした。
一度就職すれば、最後まで雇用してもらえるというのが一般的であり、わざわざ途中で転職を行う必要が薄かったということがその大きな理由です。
しかし時代は代わり、終身雇用制は崩壊し、泥舟に乗り続けていればいつリストラに遭うか分からなくなってしまいました。
また、企業間の格差も大きくなり、同じ仕事をしているのでも、どこの企業に勤めているのかによって待遇が大きく変わることも少なくないのが現状です。

こういった中で、転職の持つ意味というのは以前よりもはるかに重要なものとなりました。
周囲の目も変わりつつあり、だんだんと転職に対して好意的な人も多くなってきています。
そのような環境の中でありながら、よく言われるのが「理系の転職は難しい」というものです。
文系も一定程度の難しさが当然存在していますが、ことさら理系の転職が難しいと言われるのは何故なのでしょうか。

まず大きなポイントとなるのが、専門性です。
理系は文系に比べると専門分野での仕事を選んでいる場合が多く、転職を考える場合にも同じ専門性を持っている仕事を対象とすることになるため、転職の選択肢が大きく狭まってしまうことになります。
例えば文系の営業職であれば、どんな会社であっても営業の仕事があるため前の仕事のスキルを役立てることができますが、理系の研究職の場合、同じく研究職でなければ経験が生きないことが多いためです。

その為、理系の転職において重要なポイントとなるのが、いかにこの専門性を上手く利用することが出来るのか、ということです。
同種の仕事以外の転職に関しては極めて難しいものであるため諦め、自分の専門性を活かせる範囲内で転職を目指すようにするのであれば、そこまで難易度が高いものではありません。

スキルアップを目指す

転職を成功させるため、あるいは転職先で成功するためには、自分自身のスキルを磨くことが不可欠です。
それでは、理系として成功をするためには、どのようなスキルを磨いていくことが重要になるのでしょうか。
まずポイントとなるのが「自分の強み」を作るということです。
同じ分野の仕事であっても、この仕事だけは他の人に負けない、自分が最も得意である、というような分野を作るように心がけましょう。

このような分野があると、少なくともその分野に於いては他の人よりも仕事が出来る人であると認識されるようになります。
通り一遍の仕事が出来る人よりも、一部に秀でた能力を持っている人の方が、利用しやすい人材として見られることも少なくありません。

また、理系の人であれば研究の過程で学んでいることも多いかと思いますが、「英語」の勉強は重要なポイントとなります。
英語が出来るのとできないのとでは、特に理系の仕事に於いては仕事の幅が大きく変わります。
海外での仕事なども視野に入れることができるようになるため、英語力があってソンをすることはありません。