学生時代の経験が仕事で役立っていると感じる瞬間

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直接影響を及ぼす

小学校や中学校の頃、数学や理科の授業が将来何の役に立つのか、と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
あるいは、文系の方の場合、社会に出てもやはりこういった知識が利用されることはほぼなく、必要がない勉強だったのかもしれないと感じることがあるかもしれません。
しかし、理系について専門的な勉強をして、職業を選んでいる場合、理系の中で学んだ経験というのは決して無駄にはなりません。
そこでここでは、理系の人が社会に出た時に感じることが多い、学生時代の経験が役立っていると感じた瞬間について紹介します。

まずは、そもそもその理系での勉強が役に立つ分野の職業を選んでいる、という場合です。
例えば研究職などがこの代表的な例で、こういった職業の場合には大学で学んだことが直接影響を及ぼすことになります。
研究職を目指す場合には学士ではなく修士まで取得をする場合が多いため、大学院時代に学んだ研究方法や経験などが仕事に影響を及ぼすことが少くありません。

中には「理系での経験全てが現在に役立っている」という人もいます。
実際にはどのような仕事に就くのかによって大きく左右される部分ではありますが、現在やっている理系の勉強が無駄になることはない、と考えた方がよいでしょう。
また、自分の専攻していた分野とは異なっていても、似通った部分がある場合もあります。
建築学や環境工学は証明分野で通じている、など、他の分野に対しても通じる部分があります。

考え方やスキル

理系の勉強をしていても、全員が理系の職業を選ぶとは限りません。
中には文系と同じように一般の職業を選ぶという人も多く、こういった人の場合には理系での経験が役に立っていないと感じることもあるかもしれません。
しかし、中にはやはり理系での経験が役だったという声がありました。

まずは、「考え方」が役だったというものです。
大学において「プログラミング」を学んでいたことで、システム管理の仕事をする上で役立っているというような声や、理系に於いて学んだ「本質を見る力」が様々な仕事で役立っている、という声もあります。
これらが活かせるかどうかは、仕事の種類よりもむしろいかに真摯に理系の勉強に打ち込んでいたか、ということが影響を及ぼしているといえるかも知れません。

その他にも、スキルで役だったという声もよく見られました。
理系ではレポートの作成などにおいてパソコンをよく使うため、その経験が仕事の際にも役立っているという声がありました。
さらに、スケジュールの管理などにおいて実験でのスケジュール管理が役立っているという声や、人に見て分かってもらえるような書類の作り方を学んだという声もありました。