たくさんある理系の活躍フィールド!

理系のフィールド

理系と文系との違い

高校受験が近づくと、文系や理系などと進む大学によって、先行する科目が異なることに気がつくことでしょう。
実際に言葉では理解していても、意外とわからない両者の違い、この理系と文系の大まかな違いは、いったいどこにあるのでしょう。

単に学科別に見てみると、文系は国語が得意な人で、理系は数学が得意な人と思われがちですが、実は理系と文系の違いには得意科目だけではなく、将来のご自分の職業選択に大きくかかわっていることをご存じでしょうか。

文系と一言で言えば、文学・経済学・語学・芸術など人間の活動を研究する学問で、理系は工学・医学・数学・物理学など自然界のことを研究する学問であるといえます。
大学進学を考える場合、どの学部に進むかでその道を選択することになり、そしてその選択は高校就学時に既に始まっていると言えるでしょう。

理系で活躍できる職種

現在では、職種の多様化により、一昔前までのように推薦を使い、メーカーなどに就職するといったことも少なくなり、選択肢も広がったことから、その就職活動の進め方や進路の方向なども変わってきました。
それは、大学院なども視野に入れた選択があり、将来的に理系専攻分野の知識を生かし、仕事に結び付けたいと考える方は大学院進学の必要性も高くなります。

理系で活躍できる職種は、大まかに言えば研究開発・設計・生産技術・技術営業・システムエンジニア・設備工事・医療系MRなどがあります。
客観的に、大学の専攻別に見てみると、機械・電気・電子・化学・情報・物理・数学・生物・農学・建築・土木などがありますので、理系が苦手だからと言って悲観するものではないのです。

ただし、将来的な自分のスタンスを、決めておくことは大切なことで、きっとその後の就職に役立つことでしょう。

理系の活躍フィールド

大学では、先行する学部によって、専門的な知識を学ぶことになりますが、企業が理系の学生に求めているのは、決してその専門性だけではないということを心にとめておかなければなりません。
もちろん、数理能力や論理的思考力といった、理系の素養や研究経験そのものを、高く評価している企業も多く存在していますが、文系の就職先だからと言って、理系が不利になることはないのです。

理系の活躍フィールドは、研究開発職・ITエンジニアといった有名なものだけではなく、一見すると意外と思えるような企業・業界からも、理系人材を採用したいというニーズはあるのです。
理系に期待される素養は、理系の専門性あるいは理系の基礎力といった具合に二分することができます。

具体的には、研究開発・データサイエンティスト・設計開発/生産・品質管理・金融専門職・技術系公務員・営業(メーカー、IT)、技術営業、サポートエンジニアなど多岐にわたるのです。