高速通信をするなら下り速度に注目しよう

ネット回線

インターネットを快適に使うための回線速度の目安について解説します。

まず、回線速度には「上り」と「下り」があることを知っておきましょう。
上り速度とは、自分の端末からインターネットにデータを送信する時の速度のことです。
例えば、メールやSNSで写真や動画を送ったり、オンラインストレージにファイルをアップロードしたりする時に関係します。
下り速度とは、逆にインターネットから自分の端末にデータを受信する時の速度のことです。
例えば、ウェブサイトや動画サイトを閲覧したり、メールやSNSで写真や動画を受け取ったり、オンラインストレージからファイルをダウンロードしたりする時に関係します。

一般的には、インターネットでデータを受信する方が送信するよりも多いため、下り速度の方が重要視されます。
しかし、上り速度も無視できません。
特にリモートワークやオンライン会議などでビデオ通話を頻繁に行う場合や、動画配信やゲーム実況などで自分の映像や音声をインターネットに送る場合は、上り速度も十分なものが必要です。

インターネットを快適に使うための回線速度の目安

では、インターネットを快適に使うための回線速度の目安は以下の通りです。

・ウェブサイトやメールなどの基本的な利用:下り1Mbps以上
・動画サイトや音楽サイトなどのストリーミング再生:下り3Mbps以上
・ビデオ通話やオンラインゲームなどのリアルタイム通信:下り10Mbps以上
・4K動画や大容量ファイルなどの高画質・高音質コンテンツ:下り30Mbps以上

これらはあくまで目安であり、実際には利用するサービスやコンテンツの種類や品質、同時に利用する端末やアプリケーションの数などによって変わります。
また、上記は下り速度だけでなく上り速度も同程度必要という前提です。
自分がどんな目的でどんな頻度でインターネットを使うかを考えて、自分に合った回線速度を選ぶことが大切です。
そのため、インターネットを無料で利用できる賃貸物件の場合、高速回線サービスを利用できるか確認しておきましょう。
学生を対象にした学生マンションの場合、専用回線を配線しているところもありますので、選択肢の一つとして入れることができます。
参考:明治大学(和泉キャンパス)の学生マンション賃貸情報|学生マンションドットコム

回線速度が遅い時の対処法

最後に、回線速度が遅い時の対処法について紹介します。
回線速度が遅い原因は様々ですが、以下のようなことを試してみると改善される可能性があります。

・端末やルーターを再起動する
・端末やルーターの位置を変える
・無線LANではなく有線LANを使う
・同時にインターネットを使っている端末やアプリケーションを減らす
・回線速度を測定して、契約しているプランと比較する
・プロバイダーやプランを変更する

回線速度には「上り」と「下り」があること、インターネットを快適に使うための回線速度の目安とは何か、回線速度が遅い時の対処法について解説しました。
インターネットは私たちの生活や仕事に欠かせないものですが、その利用環境は自分で選ぶことができます。
高速回線を謳っているサービスはさまざまあるため、是非参考にしてみてください。