新潟大学で「新潟ジュニアドクター育成塾」がスタート!

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文部科学省が策定する理工系人材育成戦略

算数や数学を勉強しているうちに、「算数や数学は将来必要あるのかな?」と疑問に思いながら勉強を進めてきた人はいるでしょう。あまり理解できない学問になかなか手を出しづらいものです。大人になってから算数・数学の重要性に気付く方も多いと思います。

現在、理系職に就いている労働人口が不足しているため、文部科学省が「理工系人材育成戦略」を策定。2020年までにその人材育成のための方向性や内容を整理しています。
 

新潟大学で開始されたプロジェクト

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この策定に伴い、新潟大学では小学校や中学校生徒を対象に、将来の「理系人材」が増えるよう「理系人材育成プロジェクト」に乗り出しています。

主なプログラムは「自然と人の共生を科学する新潟ジュニアドクター育成塾」と呼ばれ、5年の期間内に科学の発展に貢献できる人材育成活動を実施しています。

プロジェクトの内容は、小学5年生と6年生、中学1年生と2年生の計40名の参加者を、新潟大学が月に2回の頻度で授業をするというもの。さらに、授業が進むにつれて40名から10名を選抜。企業や大学と連携によってテーマ別に実践研究や成果発表をしていくスタイルです。

例えば、福島大学の場合、原子力をテーマにした研究や科学が自然に与える影響、また、被災地に対する理解を深めるよう計画されています。

ちなみに、新潟大学の工学部では近年、7つあった学科を1学科へ統合し、それぞれの分野に分けてカリキュラムが実施されています。これは、工学に関する知識と福祉や芸術などの人文系における知識の習得によって、柔軟性のある新しい人材育成を目指しているためです。また、近年1学科に統合された工学部では、工学の知識を活かして興味のある様々な領域を学べます。

理系人材を育成するのに強い大学だからこそ、文部科学省が策定する理系人材育成プロジェクトも実施がしやすいというわけです。
 

新潟大学の主な特徴

度重なる自然の猛威の影響をうけてきた新潟県の復興を目指すため、新潟大学では地域貢献活動を積極的に行っています。

例えば、新潟で起きた「7.13水害」の被災地に向けて、学生と教員合わせて689人の救援活動が行われました。被災地の調査や募金活動をし、新潟県の復興のため積極的に力を入れています。また、海外に興味をもっている学生の合わせ、目的別に留学制度を利用できるように、グローバルなプログラムが設けられています。

国内外問わず活躍できる人材を育成するカリキュラムが整えられている大学と言えるでしょう。

一方で、在学生の中には通学に悩む学生も少なくありません。実際、新潟大学前駅は、「大学から日本一遠い大学前駅」と言われており、大学前駅との名称ですが、徒歩約20分かかってしまいます。在学生からは「これではとても新潟大学駅前とは呼べない」という声もあるほどです。

その反面、大学敷地内に学生寮があり、大学周辺にも民間の学生向けマンションが多数あるため、1人暮らしをする学生は物件に困りません。また都心部と異なり家賃自体も非常に安いため、食事付きや新築のマンションも無理なく借りられます。場所によっては通学するよりも安く済むため、実家から通学予定の場合は定期代と家賃を比較しておくといいでしょう。

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