学生時代の共同生活経験で学んだこと

ごはんを取り合う学生

初めての学生寮生活の経験について

大学に合格してから、一人暮らしを考えている人は多いと思います。都心部や地元の地大学を問わず、親元を離れて暮らしていくことは、自立への一歩になり、そこから学ぶことも多いといえるでしょう。

しかし、一人暮らしを考えたときに、生活環境やセキュリティ面は気になるポイントの1つ。犯罪に巻き込まれないように物件選びではいろいろと悩んでしまうかもしれません。そこでおすすめなのが学生寮や学生会館です。

学生寮や学生会館に入居する場合、共同生活になることを意識する必要があります。もちろん、学生寮と一人暮らしとを比較すると生活環境も異なります。

一人暮らしでは、セキュリティ面の対策はほぼほぼ自己管理によりますが、学生寮では警備スタッフが付いているところや、施設・設備にセキュリティ対策を施し、学生の安全生活を考慮しています。

なんらかのトラブルで困ったときでも管理人に連絡を取ることで解決の手助けをしてくれるでしょう。

学生寮や学生会館は、親元を離れて自分で生活を管理していくという点では半分一人暮らし生活といえます。

一人暮らしの練習になるのか?

学生寮や学生会館では、一人暮らしの練習環境があります。

例えば、コミュニケーションの練習ができます。比較的年齢の近い人が集まるため、価値観の共有がしやすいでしょう。それだけでなく、いろいろな意見を聞くことで他者を理解する能力を養えるでしょう。

また、一人暮らしにおいて食事はできるだけ自分で管理したいところ。しかしながら、学生自身が自分で食事を用意するには、時間がかかり手間もかけてしまいます。

そのため、アルバイトや学校からのレポート作成などで時間に余裕のない場合、インスタント食品やカップ麺で食事を済ませる学生も出てくるのではないでしょうか。

そうなれば、偏った栄養しか補給できず、体調は崩れやすくなります。
場合によってはキャンパスライフを充実できない可能性も考えられます。一人暮らしを送り出した両親からすれば、専門的知識を学ぶはずが本末転倒に。

その点、学生寮や学生会館では、栄養バランスを考えた食事を提供しているところが多いため、食事の心配は一人暮らしと比較して少ないといえます。さらに、物件によっては自分で料理できるところもあるため、一人暮らしの練習にはピッタリな環境になるでしょう。

共同生活のメリット

共同生活のメリットには、一人暮らしの前の練習ができるという点に限りません。

学校に通いながら勉強をする、という共通の目的をもった人が集まっているため、学校でも生活環境でも支え合う仲間となってくれるでしょう。また、社会人になれば、上下関係のコミュニケーションは避けられません。

学生寮や学生会館では、先輩や後輩など、年齢の異なる人と生活できるため、社会人になるためのコミュニケーションを身に着けられるでしょう。

また体験談として友人が専修大学に通っていた時、学生会館に住んでいました。
私自身は実家から通える範囲だったので一人暮らしを経験しないまま、社会人になってしまい後から苦労することも多くありました。
その点、学生会館(専修大学の学生向け)に住んでいた友人は、料理は最初大変だったと話していますが、その他はほとんどを学生会館時代に勝手に学んでいたため比較的苦労することは少なかったそうです。

なので個人的に私にも子供が出来て大学に通うことになったら、実家暮らしよりは学生寮や学生会館などで一人暮らし体験を先にさせて置いた方がいいと考えています。