理系が文系職種に就くことは不利ではない!

薬品を混ぜる人

理系が活躍する王道とは

よくスポーツの世界では、一流の選手として歩む道に王道をという言葉を使いますが、王道とはまさに王者が進む道のことで、うまくスキルを重ねることで、トップはアスリートとなっていくものです。
一般的には、学問の道には王道なしと言われ、学問を究めるためには決して平たんな道ではなく、ましてや近道や楽な道などありはしません。

しかし、自分の収めた学問を技術をスキルの一つとして就職する場合、その職種によって様々な道が用意されていることがお分かりいただけることでしょう。
理系が活躍する王道とは、大学や大学院の研究で勉強した領域に近いことを仕事とする事が、理系畑での王道と言えるでしょう。

いわば、研究や開発といった仕事、システム系であればプログラマー・SE・プロジェクト管理に関する仕事などです。
また、薬学部系であれば、薬剤師や臨床開発者になるのがメジャーな進路となります。

理系と文系との違いと就職活動

一般的に、理系出身者は理論的で、数字に強いといわれていますが、語学力やコミュニケーションが低いとされています。
文系出身者はこの逆で、コミュニケーション力が高く、記憶力や言語能力に秀でているといわれています。

文系の就職先に、事務職や営業職などが多いのはこのためで、逆に文系が理系色の強い就職先、あるいは理系が文系色の強い就職先に進むのは、一般的ではありません。
しかし、こうした応用力やコミュニケーション力、あるいは記憶力や言語力などは、自発的に努力することによって、改善あるいは鍛えることは可能なのです。

実際に、理系出身者が文系職に就職することもあり、いわゆる理系だからと言って、文系就職に不利があるわけではありません。
ただし、最低限のルールやマナーは必要で、ある程度のコミュニケーション力は必要となり、社会の常識などは当然熟知しておかなければなりません。

理系が向いてる文系就職

理系出身者が、いわゆる全く畑の異なる文系就職に、ほとんど不利のない状態で就職可能である事は、お分かりいただけたでしょう。
理系出身だからと言って、文系職にしり込みする必要はなく、逆に言えば理系が向いてる文系就職なども、実際には多くあるのです。

理系が向いてる文系就職には、メーカーなど営業職があり、専門的な技術への理解度も高く商品説明も詳しくできる為、理系ならではの強みを生かす事ができるでしょう。
また、コンサルティング業務は、論理的思考力が採用で重視され、理系はロジカルな考えで能力を発揮するため、こうした職種で強みを発揮することができます。

そして、意外ですが、広告代理店の総合職なども、理系出身者が向いている就職先といえます。
実際に、こうした就職先では、理系出身者が意外と多く活躍しており、理系の強みを生かせるため、不安なくこうした業種を選択することができます。