仕事ができる人はやっている?数学的発想の重要性

筆記用具

文系と理系のバランス

日本という国に於いて、いわゆる「お偉方」と呼ばれるような人達は、その多くが文系です。
例えば政治家を見てみても、理系出身者というのは数少なく、多くが文系の出身です。
さらに、同じく政治に大きく影響を与える官僚についても、文系が強い傾向があります。
それどころか、通常であれば経営学を学んでいるのは理系であるにもかかわらず、経営者すらも文系の方が強いという状況にあります。

このような文系優位に見える日本ではありますが、その実態というのは内部を見てみると少々違っている部分があるのをご存知でしょうか。
実は、文系出身者と年収と、理系出身者の年収を平均化して比較した場合、理系出身者の年収の方が高いという研究結果があります。
この研究によると、文系出身者は上記のようなトップクラスの年収者がいる判明で、いわゆる「ソルジャー」として採用されているような人が多いため、全体のバランスを見ると低めになっている、というのがその理由です。
理系出身者はこれに対して、上記のような飛び抜けた人は少ないものの、全体として高い水準を持っており、年収も高めに推移する、というのが理由となっています。

この年収のバランスについては、かつてより「年代」によって違うと言われてきました。
かつての研究によると、20代の頃は理系の方が高いものの、30代以降になると文系の方が高くなるため、全体を見ると文系の方が高くなる、というように言われてきたということです。
それが現在のように、理系が有利になるようになってきたのは、どのような理由があるのでしょうか。

数学と仕事の関係

これに影響を与えていると考えられているのが「数学」の存在です。
文系の人は特に、学生時代に数学が苦手どころか、忌み嫌っていたような人もいるのではないでしょうか。
数学は仕事に影響を及ぼすものではないと考えている人も多いかと思いますが、実はこの数学を通して得られる「数学的発想」というのが仕事に対して大きな影響を与えることが少なくありません。

数学が出来る人というのは、確率論や数学的な根拠を求めるという考え方に長けていることが多いと言われています。
そのようなことから、仕事に関係する自称に関して上手く噛み砕き、自分に取って重要な考え方へと落としていくことができるのが数学が得意な人である、と言われるわけです。

そしてもう1つ、理系に関して重要なポイントとなるのが「トライ精神」です。
理系はその勉強の過程に於いて、多くの実験を経験しているはずです。
そしてその中で、机上の計算と実験とでは違った結果になった、という経験もやはり多いのではないでしょうか。

こういった経験から「実際にやってみなければわからない」というような考えを持っている人が多いのが理系の特徴です。
この考え方が、仕事をする上では重要な役割を持つことが多く、成長していくことができる人が多いと考えられます。