理系の就職先について

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理系大学と文系大学の就職の違い

文系の就職先として代表的なものには、銀行・保険・商社・流通などの業界が一般的ですが、実際に行う職種としては営業・接客・事務・総務・人事などが挙げられます。
理系の場合、専門的な知識を武器に就職する場合が多く、電気関連・コンピューター・化学・医薬品などの分野で、研究開発職が多いということが挙げられるでしょう。

一般的に大学では、理系よりも文系の大学の方が学費が安く、学費を節約するためにも文系の大学へと進学するお子さんは少なくありません。
しかし、理系と文系とでは、その就職先の選択肢が大きく異なってしまいます。

また文系の場合、理系の専門的知識がなければ、理系の専門分野へ就職することはままなりませんが、理系の場合どのような企業であっても、営業や事務などの仕事は必ず存在するため、文系よりも選択の幅はとても広いと言えるでしょう。

理系脳と文系脳との性格の比較

一般に理系と文系は、物事を考える手法が異なるといわれています。理系は理屈でものを考え、文系では理屈をあまり気にすることなく、その場の感情で左右される事が多いようです。
理系に向いている方は、何事も論理立てて物事を考えることで、周りに左右されることなく常に冷静に対処できる能力を持すため、理系脳とも呼ばれています。

もちろん理系脳であっても、激情に駆られることはありますが、すぐに冷静さを取り戻すのもその特徴です。
こうしてみると、理系脳の方が優れているように見えますが、文系脳は人付き合いがとても上手で、周囲との協調関係を作り出すことに優れています。

つまり、文系は人付き合いが上手で理系は人付き合いがとても苦手な方が多いわけです。
こうした理系脳・文系脳は、行動や好みにもよくあらわれ、理系は何事にも機能重視で、文系は見た目重視の志向が強く表れてくるようです。

理系就職のメリット・デメリット

理系は、個人の能力差にもよりますが、専門分野にとても強い技量を身につけることによって、キャリアを積むことにより、自分にしかできない仕事を確立することが得意といえます。
これは、理系の持つ独自のスキルによって生み出されるもので、周囲にもそうした価値観を認識してもらいやすい立場になりやすいのです。

ただし、高度な技術や知識はその場限りのもので、世界的に見てみるとそうした知識・技術は、日進月歩で飛躍的に進み続けていますので、最前線で働き続けるには継続的な探究や学習が必要となってきます。
学校での授業と、就職先である企業との違いは、利益を生み出すか否かに大きな差があると言えるでしょう。

いくら優れた人物であっても、伸びしろがあることが必要で、最終的には個人の能力・考え方が就職・転職の成否を左右するものとして、自分に合った仕事を見極める必要があるのです。