夏に起きやすい睡眠中の熱中症とは?

砂浜

睡眠中の熱中症が増加傾向にある

夏場などのムシムシとした暑い時期に発生率がアップしているのが、睡眠中の熱中症です。
睡眠中に熱中症を引き起こし、酷い場合ですと脱水症状が悪化して死亡に至る可能性が高く、例年そうしたケースが増加傾向にあります。

睡眠中の熱中症は、起きている時の熱中症に比べると非常に質が悪く、意識が無い状態で症状が悪化していきますので非常に危険です。
特に、高齢者や小さなお子様など、元々体力がない、体が弱い方が多く発症する傾向がありますので、十分注意をしないといけないでしょう。

熱中症の症状として挙げられるのは脱水の他にも、頭痛やめまい、吐き気や過呼吸など、様々な症状があげられます。
ですがいずれの諸症状も眠っている時では気が付かないのが難点です。

就寝前に飲むコップ一杯のお水が命を救う?

眠っている時の熱中症を防ぐためには、眠る前に水分補給を行うことが大切です。
就寝中は、人によっては毎晩一リットル以上の汗をかきます。
その結果体は自然と脱水症状に陥り、就寝中の熱中症を発祥してしまうのです。

水分が出てしまうのであれば、眠る前に補給をしておくべきでしょう。
水分補給をする際には、ジュースなどではなく、ミネラルウォーターなど、水を摂取するようにしてください。
眠る直前に飲むことで、脱水症状を防ぎやすくなります。

また、途中目が覚めた時に、喉が渇いたと感じた場合。
眠くてそのまま寝てしまう方もいますが、喉が渇いた状態は、既に脱水状態に陥っていますので、即座に水分補給をしないといけません。
すぐに水分補給をすることが出来るように、ベッドのわきにペットボトルなどの水分を置いておくと良いでしょう。

最低限眠る前に、コップ一杯は飲んでおくようにすると、脱水症状の深刻化を防ぐことが出来ると言えます。

クーラーを活用して快適な環境で眠りましょう

エコ、省エネが謳われる昨今、クーラーをつけることは害悪と考える方もいるかと思います。
ですが、文明の利器を使うことで、脱水症状、熱中症を防ぐことが出来ますので、猛暑の場合は無理せず活用してください。

クーラーが苦手という方は、ガンガンに冷やすのではなく、数時間つけて置いたらタイマーで消えるようにセットしておきましょう。
また、眠る前に部屋をひんやり冷やしておいて、眠るときにクーラーを止めるというのも方法の一つと言えるでしょう。

大切なのは、熱中症に陥らないような部屋の環境を整えるという事です。
部屋の中で睡眠中に熱中症に陥るのは、余程部屋の気温が上がってしまっている証拠ですので、クーラーなどを上手く使って、快適な部屋を作りましょう。

ただし、クーラーをつけて寝冷えしないようにだけは、十分注意をしてください。