本当は怖い?「静電気体質」と健康

頭痛

乾燥肌の人は注意

秋口から冬にかけて、空気が乾燥する季節になるとあちこちで気になってしまうのが「静電気」ではないでしょうか。
この静電気、人によって受ける頻度が違っていると言われています。
すぐにパチパチと傷むような人もいれば、同じような生活をしているのにあまり静電気を受けないという人もいます。
それでは、どのようなことが「静電気の発生」に関係しているのでしょうか、実はこれには「体質」が関係していると言われています。

静電気が起こりやすい体質の人は、「乾燥肌」である人が多いと言います。
乾燥していることによって電気が放出されにくく溜まりやすくなっているため、金属に触れた時に一気に開放されてパチっと痛みが生じることになるわけです。
同じく、体内の血の巡りが悪い人も電気が溜まりやすくなってしまい、静電気が起こりやすくなると言われています。
そのため、生活習慣を見直す事によって、静電気体質を改善できる可能性がある、ということです。

静電気による悪影響

また、静電気が頻繁に起こるということは、実はそれ自体が体に悪影響を与えることがあります。
静電気は一見小さな存在であるかのように思われますが、実は静電気には3000から10000ボルトという高い電圧があります。
その代わり電流は極めて少ないため、感じる痛みはあの程度で済んでいる、というわけです。

この強い電力が頻繁に発生していると、血流の悪化による自律神経バランスの変化などが発生する可能性があります。
また、カルシウムやビタミンなどの不足が発生して、ストレスを感じさせる原因となる可能性もあります。
もし普段から静電気を感じることが多いという人は、生活から見なおしてみるのが良いかも知れません。

この他にも、気軽にできる静電気対策として、「衣服」を考える方法があります。
綿やシルクなどの素材は静電気が発生しにくい作りとなっています。
逆に化学繊維は静電気が発生しやすい傾向があるため、避けた方が静電気の回避に繋がります。